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読む辞典 / 教養・新書

おじぎ、空気を読む、既読スルー。
なぜ、日本人はそうするのか。

いただきますから既読スルーまで ――日本人行動源流辞典

私たちが当たり前に行っているしぐさや習慣は、どこから来たのだろう。 神道・仏教・儒教・アニミズムのどれか一つに答えを求めても、実像はつかめない。 本書は、日本人の100の行動を、成立した理由・広まった理由・続いている理由に分けて、 複数の源流が混ざる構造を読み解く一冊です。

Kindle版
¥980
ペーパーバック版
¥1,980
『いただきますから既読スルーまで ――日本人行動源流辞典』表紙
こんな「なぜ」を持ったことはありませんか

当たり前すぎて、疑ったことのない行動の理由

本書が扱う100項目のうち、いくつかの「なぜ」を紹介します。

「いただきます」は、本当に命への感謝から始まったのか。
食前の挨拶として確認できるのは大正期から。感謝の相手は時代ごとに変わってきました。

「空気を読む」は、日本だけの行動なのか。
人物評価の言葉として広まったのは実は2000年代。「察し」の伝統と、集団を動かす暗黙の圧力が合流してできた言葉です。

電話が嫌いなのは、会話が苦手だからか。
避けているのは会話そのものではなく、予告なく中断され、その場で答えを求められる状況そのものです。

「既読をつけない」は、逃げているだけなのか。
返信義務が始まる時刻を自分で選ぶための行動でもあります。既読は受領の印であって、心の準備の証明ではありません。

Contents

目次(全10章・100項目)

10のテーマで、日本人の行動を分類しています。

ためし読み

本文から、3つの項目を抜粋

100項目の中から、実際の本文を一部そのまま掲載しています。

おじぎ

「おじぎは首を差し出して敵意のなさを示したのが起源」という俗説を裏づける資料は、確認できない。実際は礼法、武道の型、学校作法、接客教育の重なりである。

忖度する

忖度とは本来、他人の気持ちを推し量ることである。組織では、明示されない上の意向を読んで先に動く意味になった。命令した人がいないまま、事が実行される危険がある。

迷惑をかけない

「人に迷惑をかけない」は強い生活規範だ。だが、誰にも頼らないことまで求めると、助けが必要な人が声を上げられない。配慮の規範は、孤立の規範へ反転する。

Author

著者について

T

tohru.kawaai(川合亨)

図書館・情報整理の実務に携わりながら、AIとの共同制作で「調べて、体系立てて、伝える」本作りをしている書き手。 本書は、身近な習慣を単一の起源に決めつけず、歴史・心理・制度の複数の源流から読み解くことを試みた一冊です。

FAQ

よくある質問

内容は同じです。スマートフォン・タブレットで気軽に読みたい方はKindle版(¥980)、辞典として手元に置いて読み返したい方はペーパーバック版(¥1,980)をおすすめします。
対象状況はAmazon商品ページの表示でご確認ください。本ページでは正確な最新情報のみをお伝えするため、ここでは断定を避けています。
いいえ。100項目はそれぞれ独立した読み切りです。気になる項目・章から自由に読み進めていただけます。
はい。本文には主要出典が明記されており、巻末(ペーパーバック版)に出典URL一覧を収録しています。俗説と、確認できる範囲の事実を区別して書いています。
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読んでくださった方へ

本書を読んで「なるほど」と思えるところがあれば、Amazonのレビューで感想を聞かせていただけると、次の本作りの励みになります。 特典等のお約束はできませんが、率直な感想をお待ちしています。

身近な行動を、少し離れて眺め直す

昔からの礼儀と、スマートフォン時代のふるまいを同じ地図の上に置くと、 日本人の行動の奥にある「文化の地層」が見えてきます。

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※ペーパーバック版のリンクは、ASIN確認後に追加予定です。